



小樽歴建
擬人化
プロジェクト
historic monuments
anthropomorphic
project
はじめに
皆さんは小樽にある歴史的建造物(いわゆる「歴建」)を見たことがあるでしょうか?
小樽に現存する歴建は、漫画「鬼滅の刃」で炭治郎と禰豆子が活躍していたのと同じ時代(明治~大正頃)に最盛期を迎えた小樽において、当時の最先端の技術が用いられ、洗練されたデザインが施された優れた文化遺産として高く評価されています。
しかし、実際には、小樽に来ても、小樽の「運河」「食べ物」「お土産」などに目がいき、歴建自体は、視界に入るけれども意識して見たことがない、そういう方が多いのではないでしょうか。
小樽には、建築から100年が経過するような貴重な歴建が、建て替えられることなく数多く残され、それらがまるで時の流れに取り残されたかのように、ノスタルジックで魅力的な、小樽ならではの景観を作り出しています。(市指定の歴史的建造物だけでも80棟以上あります!)
そんな中、様々な企業等が、それらの歴建を店舗や博物館などで活用している一方で、活用方法が見出されず、老朽化によって取り壊すか、活用するかの岐路に立たされている歴建もあります。
最近、話題となっているのは市指定の歴史的建造物である「旧北海製罐第3倉庫」の解体問題です。
小樽運河のシンボルとも言えるこの建物は、老朽化が著しいため、年度内に解体する方針でしたが、小樽市の申入れによって、解体は2021年秋まで猶予されることになりました。
現在、保存を訴える市民の声もあり、活用策を皆で議論していくことになります。
私達は、魅力があるのに素通りされてしまいがちな歴建に、「擬人化」という新たな視点を加えることにより、市内外の方に、小樽の歴建に興味や愛着を持ってほしい、小樽の歴建の魅力を再認識してほしい、歴建を見るために小樽に訪れてほしい、そういうキッカケの一つになればと、このプロジェクトを始めました。
少々長くなりましたが、要するに、
「小樽の歴建は歴史的にも見た目的にも魅力的な要素満載なんだから、キャラクター化するには最高の要素を備えているのでは?」
「キャラクターを好きになってもらうことで、モチーフとなった歴建の魅力にも気付いてもらえるのでは?」
ということです。
私達もこのプロジェクトを始めてみて、小樽の歴建たちと向き合うことで、改めてその深い魅力に気付かされています。
皆様には、その魅力の一端を少しでも感じていただけたら幸いです!
プロジェクトの概要
以下の4項目により、プロジェクトを進めていく予定です。
【歴建を擬人化する】
各歴建の様々に特徴のある屋根、壁、装飾、歴史などをキャラクターに取り入れることで個性豊かなキャラクターを生み出します。
今後は、プロジェクトメンバーだけではなく、一般の方も参加できるイラスト募集も予定しています。
【歴建でストーリーをつくる】
小樽の歴建を擬人化するだけではなく、ストーリーを作成し、各キャラに命を持たせます
現在のメインストーリーは「坂の上のつくも」
ぜひお楽しみください!
【歴建や小樽を紹介する】
擬人化した歴建を通じて、色々な方に興味を持って頂けるように歴建を紹介します。
また、小樽の歴建は色々なサイトで紹介されていますし、様々な団体や個人の方が活動していますので、その方達の活動を私達なりに応援できたらなと考えております。
【歴建で遊ぶ】
色々な方が小樽の歴建で自由に、イラストを描いたり、小説を書いたり、紹介したり、クイズを作ったり、などなど、歴建で遊ぶことにより、にぎわいをつくることができたらなと考えています。
みんなで歴建について、SNS上などであれこれわいわい遊んだり、話し合ったりできたら楽しくないですか?